次に尻尾と後脚とを付けます。

       これで兎の向きが決まります。
たとえば、左向きの兎を作っているつもりでも尻尾の位置に
よっては、前向きの兎になったりしてしまうのです。
兎の全体像を把握して、あるべき尻尾の位置
を確認して、あらぬ方向に頭を向けないよう
充分にチェックしてから尻尾をつけて下さい。
そして、後脚は少し尻尾にかかる程度に
貼り付けて下さい。
上の図の左の兎は、正しい位置に尻尾がついていますから
予定通りに左を向いてくれますが、右の図の兎は左向き
に頭をつけたのに、尻尾をつける位置を間違えたため
前向きの兎になってしまいました。しかも顎の下にある筈
の頭の継ぎ目が、右頬の部分に出てきてしまっている筈です。
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