“一難去ってまた一難”というのでしょうか。
それとも“前門の虎 後門の狼”といえばいいのでしょうか。
やっと前脚を付け終わったと思ったら
今度は一番厄介な頭付けの番です。
だから最初に言っておきますが、頭をキッチリつけよう
などと思わないで下さい。目につきやすい上の部分
さえスキマなくついていれば、下の部分は見えにくい
だけでなく鈴を使って上手に隠すことが出来るからです。
では、その厄介な頭の接着にとりかかりましょう。
立ち猫も座り猫も基本的には点線の
丸で囲んだ部分をくっつけます。
どちらか一方の点線部分をえぐっておけば安定して頭がつくわけです。

今回は頭をえぐることにしましょう。
頭なら失敗してもすぐに作れますが、苦労してつけた
前脚の部分をえぐりそこなったら面倒ですから……。
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