“キレイな目を入れるにはどうすればいいか。”
今回は初回ですから、基礎講座と重複して
説明させていただきます。
それには二ツの方法があって、一ツは目を
入れる部分のケバ止めをすること、もう一ツは
粘性の高い絵の具を使うこと、です。
ケバ止めは、水で薄めたボンドを指先につけて
目を入れる場所に、すり込みます。
その際、注意すべきは、ボンドが濃過ぎないこと、
多過ぎないこと、です。乾いてからテカリが
出たのでは、繭の風合いが失われ、プラスチック
みたいになってしまいますから…。
絵の具は、ボンドを混ぜ合わせて適当なねばり気を作り出します。
ねばり気がないと滲んで泣き目になってしまうからです。
ねばり気が適当かどうかは、屑繭を使って実験してみて下さい。
いよいよ最後の時がきました。問題の目入れです。
願わくば基礎講座の“ケバ止め”と“絵の具”の項目を
読み直して下さい。そして慎重かつ大胆に
あなたの作品第1号に目を入れて下さい。
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