まゆ村は繭人形のお店
だから漬物も八ッ橋もあぶらとり紙も置いて
いません。商品の種類は多くても、赤や黄色
の着物を着せられていても、見渡すかぎりの
繭ばかり。まゆ村は繭人形しかない多分、恐らく
、もしかして、世界でたった一軒の繭人形の
専門店なのです。
まゆ村は創作人形のお店
どこかの人形を買ってきてバラしてみるとか
写真を撮ってきてまねてみるとかは、やりま
せん。まゆ村は面倒臭がりですから、出来る
だけ簡単に手間ひまかけずに物作りをしようと
します。だから結果的にものまねではなく全品
創作人形になってしまったというわけです。
まゆ村はモビールのお店
私達の日常感覚で、繭は重力零です。
しかも絹とか繭とかいえば即日本を連想するという
歴史的背景があります。モビールというヨーロッパの
発想と繭という日本の素材とが融合した、とても素敵
な事例なのではないでしょうか。
まゆ村は手作りのお店
大量に売れる物ではありませんから
商品だけでなく、時には材料さえも
手作りです。アジアのどこかで作るわけ
にもいかず、他の目的で売られている
部品を買ってくるとか加工するとか、色々
やっています。
まゆ村は村長のお店
商品は勿論、店舗も包装紙も買物袋も村長が作りました。
色紙の歌でさえ村長作・村長筆といった具合です。
だから商品の質も量も村長の能力の限界内に止まらざる
を得ないという悲しい宿命を背負ったお店でもあるのです。
表紙
一部をご紹介します・・・
犬(1)
犬(2)
蛙(1)
蛙(2)