丸い物どうしをくっつけるのはかなり厄介な
仕事です。うまくイメージ出来ない時には
絵にしてみるのがいいかも知れません。
繭Aに、繭B・Cをつけるのは簡単です。
丸い繭どうしの接着ということで、一見
曲面の接着か、とも思えますが
接合部を鉛筆でなぞってみて下さい。
多少傾けたとしても、実は曲面など
ではなくて平面であることがわかります。
ところが繭Aに対して繭Dを接着する場合
接合部をなぞってみると、馬の鞍のようにゆがんでいます。
ゆがめなければスキマだらけになってしまうのです。
蛇は多くの繭をつなげていますが
接合部はすべて平面であり
曲面ではありません。
慣れたらカッターナイフをそらせながら一気に切り抜く
ことも出来ますが、最初は下の絵のように斜めマッスグに
切り落とし、とがった部分をハサミで丸めていくのがいいでしょう。
切り込みの深さ(角度)を変えたり、片方だけをより
深く(浅く)切り込んだりして、色々な効果をためして
みて下さい。
繭Aと繭Dとを真横から見れば上の図のようになり
立体視すれば下の絵のA'、D'のようになります。
曲面の切り出しについては、下の絵をご覧下さい。
ハサミで若干の微調整は出来ますが
ピッタリとは合わないでしょう。
そんな時には糊が乾くまで
セロテープでとめておきます。
これでスキマのない
接着の完了です。
繭Dの最初の状態
最初からある切口の
反対側にもう一ツ
切口をつくる
点線部分を繭Aの
曲面に合わせて
切り落とす。
出来上がり
表紙